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レイ・ダリオ氏の【30分で判る 経済の仕組み】をわかりやすく解説します その2

今回も元気に解説していきます。

 

一つ一つはシンプルな要素でも規模が大きくて複雑に見える

経済の仕組みは複雑に見えますが、そのからくりは簡単なものです。これは簡単な構成要素と簡単な取引から構成されています。これが繰り返し何度も何度も起こっているのです。取引を引き起こしているのは人間の知恵です。ここから経済を動かす3つの主な要素が生まれます。

 

一つ一つの要素を分解すると内容はシンプルですが、ありとあらゆる市場で膨大な量の取引が行われているため、経済の動きが複雑怪奇に見えると解釈して大きな差異は無いでしょう。

 

また、後々で紹介されますが氏の提唱する経済の動きに「人が好調な場合に顔を出す悪癖」「不調なときの人間の行動原理や心理」が組み込まれており、それらが経済の動きに影響が与えているということを念頭に置いておく必要があります。

 

「経済を動かす3つの主な要素」は次節で登場します。

 

総じてこの一節について後々で解説される内容も加味すると「人は取引というシンプルな行動を、あちこちで(時に感情的に)行っているため、経済全体を見ると複雑な動きをしているように見える」という解釈で問題ありません。

 

経済を動かす3つの主な要素

第1は生産力の成長、第2は債務の短期的な周期、第3は債務の長期的な周期です。この3つの要素を個別に考え、またそれを積み重ねたモデルケースを考えると経済の動向と現在の状況を理解できるのです。

 

氏は上記の3つの要素を個別に解説して、それらを統合した状態を考えることで、経済の仕組みや現在の状況、今後の動向を見通すことができると提唱しています。

 

この時点で、3つの要素が何を指しているかまったくわかりませんが、それは後々で個別に説明されるので問題ありません。

 

「取引」って響きがカッコいいよね

最初に経済の最も簡単な要素である取引を見てみましょう。簡単に言えば経済は取引の積み重ねであり、取引とは簡単なものです。私たちはいつも取引をしています。何かを買うと取引が発生します。取引では買い手がお金とクレジットを提供し、それと引き換えに売り手が物品、サービス、資産などを提供します。

 

経済を構成する最古で、最小の単位。それが「取引」です。

取引とは「何かと何かを交換する」ということで、物品と物品の交換も取引に含まれますが、この動画中では「現金+クレジット」と「それ以外(物品、サービス、資産)」を交換することを指します。

 

現実世界の取引でやり取りされる商材は様々ですが、動画の理解としては上記で十分です。

 

また、「クレジット」というワードは身近な言葉では無いので、どのようなものかイメージがしにくいかと思いますが、この場合は「借用金」と解釈して問題ありません。

 

つまり、この一節では経済を構成する最小単位の「取引」とはどのようなものかが説明されており、それが理解できれば十分です。

 

必要以上にわかりにくい説明…!

クレジットはお金みたいなものですから、使われたお金とクレジットを合計すると支払総額がわかります。この支払総額が経済を動かします。支払額を売上量で割ると単価がわかります。これが取引です。これは経済のからくりの構成要素です。

 

めっちゃシンプルな内容を、あえて複雑にしているような文章です。

クレジットは借用金と解釈して、支払総額は当然すべて現金で支払っても、借用金で支払っても(返済による利率等を無視すれば)同額となります。

 

「この支払総額が経済を動かします。」という表現は後々提唱される「あなたの支払いは誰かの収入になる」という理屈に関係しますが、それも今は無視して問題ない範疇です。

 

単価についても、商品の単価が動画の説明に影響を与えないので、そこまで気にしなくてOKです。

 

この一節は動画のアニメーションを楽しめば十分なほど、重要度は低い内容となっています。(無駄に難解な言い回しをしているので、ここは雰囲気で見ていれば問題ありません)

 

この画像2回目…!

経済の波と動きは、取引によって引き起こされます。ですから、取引を理解できたら経済の仕組みが理解できます。経済市場は買い手と売り手が取引をすることで構成されます。例えば小麦市場、自動車市場、株式市場、そしてその他の市場もです。経済はすべての取引とすべての市場の積み重ねなのです。

「経済の波」が何を指しているかというと「債務の短期的な周期」がそれに該当するのですが、このタイミングでも詳細な解説はされていないので、まだスルーして問題ありません。

 

それ以外の部分もまとめて「様々なモノが市場で売買されており、それらを統合したものが経済と呼ばれている」という解釈で問題ないでしょう。

 

人以外の組織なども取引を行う

すべての市場での支払総額と売上総量を計算すると、経済の仕組みを理解することができます。簡単なものです。人、会社、銀行、政府機関、このすべてが今話した取引をしています。お金とクレジットを、物品、サービス、資産と交換しているのです。

 

すべての市場において「どれだけの量のお金が取引で行き交ったか」を計算することで、経済の仕組みを理解することができる。と解釈して良いでしょう。

 

ここまでの内容で「経済」とは数多くの取引を総合したもの。という説明がありましたが「経済の仕組み」は取引されたお金の量を紐解くことで理解することができる。という解釈で問題ありません。

 

この動画で提唱される「経済の仕組み」を理解する上で必要な知識を補足をするとすれば「なぜその量のお金が取引されたのか」という部分がキモとなっており、以降の動画で「商品の価格がどのように上がるか」などが説明されるため、それにより取引金額の増減について理解を深めることができます。

 

また、これまでの説明では「人と人」が取引を行うシーンが多く示唆されていましたが、ここで挙げられた「会社、銀行、政府機関」も取引を行うことと、「人と銀行」のようにそれぞれが個別に取引を行うことをイメージしましょう。

 

例えば「政府機関が企業にお金を支払い、インフラを整備してもらう」などです。

 

以上の内容から、この一節は「取引されるお金の量が増減する仕組みを理解することで、経済の仕組みも理解できる」ということと「人と人以外の団体も取引を行っている」ということを理解できれば問題ありません。

 

今回はここまで!動画の3分まで解説しました。

続きはこちら

 

raamenman1111.hatenablog.com